とある「餌やりさん」の本音
近所のホームセンターに、猫の砂を買いに行った時の話です。
(つい最近。04年12月6日の事)
猫砂10キロを抱えて、ついでに猫フードも見ようとフードコーナーへ行きました。
そこで見ず知らずの年配の女性に声をかけられました。
たぶん、70歳半ばくらいで、年配の方がよく押してる
座れるカートを押しながら歩いておられました。

年配女性「猫ちゃんの砂ですか?高いよねぇ。」
   Dee「はぁ。あっちで360円でしたよ。今日は安かった(笑)」

私は生まれついての地元人じゃないし、知らない人に声を掛けられる事なんて
滅多にないのでちょっとビビリ気味の私(==;

年配女性「でもようけ(たくさん)になると高いし、重いわ」

(*゜ロ゜)ハッ!!これはもしや、「家まで送れ」と言われるのかぁ?Σ('-';

   Dee「重いですよねぇ・・・(思案中)」
年配女性「エサも買わなあかんし、ホンマお金かかるわ」

話がフードの方に行ったので、「家まで送れ」ではないんだなと安心。
「フード買って」じゃないよな?(==;(疑心暗鬼

   Dee「猫いっぱい飼ってるんですか?」
年配女性「うちには2匹なんだけどねぇ。外に5匹おってねぇ。」

どうやら野良ちゃんにご飯をあげる餌やりさんのようです。
にこやかな方なので、Deeも安心して喋りだしました。
(「知らない人=怖い」な蚤の心臓なもので・・・。色々疑ってごめんなさい。)

年配女性「年金全部持っていかれるわぁ。
       それに、近所の目も怖くてねぇ。
      猫は悪さはしないけど、糞とか鳴き声とかねぇ」
   Dee「どこも同じですねー」
年配女性「ご飯あげるのにね、私真っ黒の格好して泥棒みたいにコソコソあげとるの」
   Dee「はは・・・。猫もご飯貰えるとずっと来るし、増えるし大変ですよねぇ」
年配女性「そうなんよ。初め3匹やったのが5匹になってねぇ」

産んで増えてるのだろうか・・・と気になりつつ聞いてみた。

   Dee「・・・赤ちゃん産んだりねぇ」(さりげないつもり)
年配女性「それはないわ。うちの猫2匹とはじめ外に来よった3匹、全部避妊手術出したから。
       えらい高くついてね。年金ホンマに猫に全部持っていかれるわ」

うわー。大変だろうなぁ。と思いつつ、ホントに猫好きな人なんだなぁと感心。

年配女性「私、62キロあったんよ。猫に餌あげだして52キロなったわ。
       見つかったら保健所呼ばれるかもしらんしと思って神経使うから」
   Dee「10キロダウン!マジっすか!」

うわわわわΣ('-'; それは大変な・・・。

聞いた話をまとめると、女性は市営住宅に住んでるらしく猫飼うの禁止。
内緒で室内で捨て猫だった子を2匹飼いつつ、近所の野良5匹にご飯を毎日あげているらしい。
もう年金暮らしのお歳なので、費用は全て年金から。
家族にも、年金を猫に使ってる事がバレと怒られるので、餌やりについては内緒だそうです。

年配女性「ご飯代だけでも大変なのに、増えた2匹の避妊手術はしんどいわ。
       でも、したらんと(してあげないと)増えるしなぁ・・・」
   Dee「なんで増えたんですか?」
年配女性「ご飯あげてるのを見た人が、捨てていったんちゃうかなぁ。
       ある日突然ちっさいのが2匹増えとったからー・・・」

ひどい話です。あそこなら餌貰えるから生きていけるだろう・・・と
人に押し付けてるんですよね。
そこに猫が増えたら、
また目立つし、費用は掛かるしでおばあちゃんの負担は当然増えます。

年配女性「いったん関わったら、ご飯やらんとどうしとるやろう?と思ってしまうしなぁ。
       私がまだ若い時とか、食べるもん無かった時代経験しとるから、
       食べさせんかったら可哀想思ってなぁ」

すごく切実な気持ちでした。
70過ぎのおばあちゃんは、猫達を昔の自分と重ねて見て、可哀想だと。
人からどう言われても、いったん関わったのだから放ってはおけないとはっきり言われてました。

年配女性「野良猫の寿命は3年や言うて聞いたんやけど、
       もう3年以上経つけど初めから来よるのでもまだまだ死にそうにないで。
      私のが先に逝きそうやわ。」

なんてことをおっしゃるのかΣ(- -ノ)ノ

冗談ぽく楽しく話してくれるのだけど、
「自分が先に死んだらあの猫達はどうなるんだろう、
 誰か良い人が拾ってくれるといいけど、そんな人はいないよね」 とこぼされていました。


よく餌やりさんって良く言われないのを聞きます。
マナーが悪いとか、猫を居つかせる、とか。
やっぱり人間同士の問題だから、マナーは必要だと思います。
だけど、どうしても猫が可哀想に思えて放っておけない人もいます。
その方も、「人の手で殺されずに、数が減ってくれるといいのに」と言っておられました。
やっぱり避妊手術しかないんですが、それも個人が負担すると費用が莫大です。

せめて、みんなが自分の猫だけでも避妊手術してくれたら
やっぱりそう思わずにはいられませんでした。

なんで、命あるものをポイポイ捨てられるのかなぁ・・・。


結局、1時間弱ほどその女性と立ち話しました。
・・・私、10キロの砂、抱えっぱなしでした_| ̄|○
さすがに腕の感覚が消えてきたので(早く床に降ろしときゃ良かったょ(つд`)
お金払って帰る事に。

年配女性「長々とごめんねぇ」
   Dee「いえいえこちらこそ。色々大変ですけど、身体壊さないようにして下さいねー」
年配女性「ありがとうねぇ。私もご飯買うて帰るわ」
   Dee「んじゃまたー!」



あとで色々考えてると、きっと家族にも言えない(餌やりしてるの内緒だから)事だから
誰かに愚痴りたかったのかなぁ、なんて。
私にしても、餌やりさんの立場から色々お話しが聞けて良かったです。

色々考えさせられました。
自分でも、これを書いて何を伝えたいのかよくわかってない部分もあるんですが
細かな部分まで覚えているうちに書いてみました。
読んで下さった方が、色んな方向から考えてくださるとうれしいです。



                                   04年12月8日

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